患者さまと歯医者と技工所と

治療を成功させるために

十分な事前処置が必要です

どんなに立派な家を建てたとしても地盤がしっかりしていなければ家が傾いたり倒壊してしまったりするように、どんなにきれいで美しい補綴物を入れても、それを支える歯周組織が正常でないと、本来の審美性・機能性はその意味を成しません。いきなり補綴物を入れるのではなく、口内環境を正常化するための事前処置が重要なのです。

口内環境が悪化したままだと……

口内環境が悪化している状態で補綴物を入れても、痛みが発生したり、化膿したりするなどしてよい結果をもたらしません。思うように食事ができなかったり発音できなかったりしたからといって、急いで補綴物を入れるのは避けたほうが望ましいでしょう。

事前にしっかりと口腔内をチェックし、必要があれば治療を行い、環境を正した状態で補綴物を入れることが成功の条件です。

技工士と歯科医師の連携が第一です

医院での治療の流れ技工所での作業の流れでご説明したとおり、オールセラミック治療は患者さまと歯科医師だけ、患者さまと技工士だけで成功するものではありません。患者さまのお悩みやご希望を親身にくみ取る歯科医師、そしてそれを技術を用いて応えようとする技工士の連携があってこそ成功するのです。

当ラボでは、患者さまにマッチした、ご満足いただける補綴物をご提供するため、技工士が歯科医師と綿密なコミュニケーションを取れる体制を整えています。技工技術はもちろんのこと、お互いにしっかりと意見を言い合える対等な関係を築くことに重点を置いています。