次世代のセラミック「ジルコニア」

ジルコニアを用いたクラウンとは?

新世代の歯科素材・ジルコニアを用いたクラウン

ジルコニアはセラミック素材の一種で、セラミックの中でも金属並の強度と優れた耐久性、天然歯と見分けが付かない程の審美性を有しています。その上、身体にもやさしいとその安全性は立証済み。ジルコニアを用いたオールセラミッククラウンは、補綴物としては最良のものとされています。

ジルコニアクラウンの特徴

奥歯にも適用

従来のオールセラミッククラウンは強度は高いものの、最も咬合圧がかかる場所である奥歯の症例には向いていませんでした。ですが、素材すべてにジルコニアを用いることで、奥歯の咬合圧にも耐えうる強度が実現します。

長期間使用

ジルコニアは結晶咬合が緻密で耐腐食性にも優れているため、長期間強度が安定する上に、変色したりにおいが付いたりすることもありません。長期間の使用に適しています。

より自然な口元を実現

内部のフレームに金属を用いたクラウンの場合、数年が経過すると、補綴物自体に強度があるため摩耗しないものの、歯ぐきが退縮して「ブラックライン」と呼ばれる根元の黒い部分が見えてしまう現象が起きていました。しかし、ジルコニアクラウンではその問題点を解消しています。

短期間で治療

従来のセラミッククラウンでは歯ぐきに馴染ませるために数ヶ月を必要としていました。ジルコニアの場合は吸い付くように補綴物と歯ぐきが一体化するため、短期間での治療が可能になりました。